バリアフリーシステムについて考えてみよう
きっかけは「LEGO」で何かできないか。
先日の午前クラスではLEGOを使ったプロジェクトについて考えました。
子どもたちが頭を寄せ合い、「LEGOを使ったプロジェクトで何か一緒にできることはないか?」と知恵を出し合い実行しました。
「何か社会に役立つことをつなげてみたら?」と促すと、ふと「バリアフリーの自動化なんてどうだろう?」という話に…。
一同はさっそく、車いすなど足の不自由な方がバスの乗り降りを楽にできるようなシステムについてブレストを開始しました。
特にこちらが手を貸すでもなく、「次は何を考えたらいいかな?」「そのためには何をする?」といった問いかけのみでぐんぐん進めていく子どもたち。
やはり、ホームスクーリングの子たちはフレーム(方法)を教えるだけでぐんぐん物事を実行できる素地が養われているのだなと感じました。
※(大人の補足)実際に作成したのは、バスなどの公共交通機関で車から乗り降りをする際、ボタン一つで自動的にスロープが出てくるようなシステムです。
何パターンか試して、最終的には様々な着地面の高さに対応できるような回転式のスロープシステムを作っていました。
動画の編集もリーダーの子が実施。企画から発信までトータルで3時間ほどかけてやりこみました。
これから大切なのは、検討力ではなく、実行力
社会全体を見渡すと、いかに検討に時間が割かれていることか…。
大人は膨大な時間を議論、検討、に充てています。
世界のスタンダードは検討ではありません。そんな「考えている」時間はないのですね。
多くのビジネス本に書かれていることですが、このスピーディーな社会で大切なのは、慎重に議論を重ねることよりも、実際に手足を動かし作り出すことです。
言い換えれば今後必要な力というのは、
「いかに早く、多くの失敗をしたか」だと思います。
この目の前の子どもたちには、とにかく作ってみよう、という「実行力」が備わっています。
「好き」「得意」をつぶさない教育
これが非常に大切です。そのためには「管理型」ではなく「創造型」の教育環境が必要です。
先生が教えるのではなく、子どもが学ぶ。
当然膨大な時間、リソースを要するでしょう。
しかしそれだけの投資価値はあると思うのです。
ルミオハナまなびスペース、2018年から新たな試みとしてモーニングスクールも行っています。
主にホームスクーリングの子どもたちが週に何回か集い、一緒にプロジェクトワークを企画・実行しています。
ホームスクーリングを一緒にやる時間(=シェアスクーリング)として楽しい時間を過ごしています。
毎週定期で来られる方、スポット利用される方、ご利用方法はフレキシブルに決められますので、ご興味ある方はぜひコンタクトしてください。