ユニットスタディーについて考える

ユニットスタディーについて考える

みなさんはユニットスタディーってご存知でしょうか?
Topical Approachと言ったりすることもありますが、ざっくりいうと「ある特定のトピック・テーマについて深堀していくスタイルの学習」のことです。
学校でいうと、「調べ学習」。

まなびスペースでは、このまなびの進め方を推しています。

このアプローチには、明確なメリットが2つあります。

・興味を深堀できるので、自発的なまなびにつながりやすい。
・自分の好きなことを深堀しているので単純に楽しい。

なぜユニットスタディーの考え方が大切か

情報社会の子どもたちにとって、「何かを知っている」ということはあまり意味を持たなくなります。
ググれば何でも出てきますから…。

今後子どもたちが伸ばすべき力は、自分の興味関心がある分野を突き詰めて考え、処理し、自分の「色」をつけて世の中に再発信する力。
一言でいえば「物事の自分化」ですね。

既存の情報に「自分」という変数をかけ合わせることで価値を生み出す。
こればかりは、コンピューターがまだできない部分であります。
いわば、この作業ができるかどうかは、AI社会での生きる際の命運を分けるといってもよいでしょう。

ユニットスタディーの本質はこの「自分化」する力を伸ばす点にあります。

進め方

テーマは子どもが決めてもいいですし、低学年の場合は大人がリードする形で決めても大丈夫です。
例えば、子どもが「コモドドラゴンについて調べたい」といった場合は、コモドドラゴンのについてどんどん深堀をします。
その中で、たくさんの教科横断的な学びがあります。

例えば…

・コモドドラゴンってどんな生き物なの?→詳細のスケッチ(観察力、アートセンス)
・コモドドラゴンの食べ物、生息地などの生態について→(生物、食性の違い、地理)
・コモドドラゴンの今昔→(個体数などのファクトチェック、歴史など)

当然、大人がサポートする形になりますが、この場合も答えを教えるわけではなく「どんな生き物?どうやったら、知らない人に伝わる?」など質問形式でファシリテートをしていきます。

次に、わかった情報を利用して、価値のある情報へと変換していきます。

例えば、

・動物を取り巻く環境問題、自分たちにできることの提起
・コモドドラゴンを効率的に繁殖させる方法
・コモドドラゴンを使った、社会問題の解消(仮にあればですが、こういったことを考えるのは面白いです)

すでにある情報の整理から始まり、そこから新しい疑問や発想を得て形にする。
これがユニットスタディーの醍醐味です。

子どもは成果物をいつでも確認でき、大人も成長の記録(ポートフォリオ)が残ります。達成感を強く感じられるのもやっていて、良いと感じる部分です。

ユニットスタディーのこれから

繰り返しになりますが、社会の変化とともに、教科書に書いてあることを覚えるという作業は減少していくでしょう。
社会においてはすでに「考える力」の育成が求められています。

受動的な詰め込み教育の地位はすでに揺らいでいる。

ユニットスタディーを通して、子どもたちは楽しく、効果的に必要な力を養うことができます。

これは大きな魅力です。

このように様々なメリットがあるユニットスタディーですが、多人数教育だとどうしても実施が難しいという現状があります。
低学年層では特に一人一人に書ける時間を多くする必要があるので、30人を1ぺんに…ということはなかなかできません。

まなびスペースでは、このユニットスタディーの考え方を取り入れています。

大きくは2つの柱:

・「チームプロジェクト」:みんなで行う中長期的な能動的学習
・「個人プロジェクト」:個人の趣味嗜好に基づいた深堀・発信

チームでは、コミュニケーション力も磨きながら、チームとして動く力も養い、プロジェクト規模も大きくなります。

はじめは、「今日は何をしたらいいの?」と受動的だった子供たちが、最近では「今度のプロジェクトは○○をする。」など自発的になってきていますよ。

ぜひ、ユニットスタディーやらせてみたい!という方がいらっしゃいましたら体験にお越しください♪

以上、ユニットスタディーの紹介でした!

 

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