【Kidscussion】第7回 ゲーム・YouTubeについて考える

Kidscussion(Kids + Discussion)は、日常では深く考えないようなことや、良い面/悪い面を併せ持つようなテーマについて子どもたち主体で話し合っていくルミオハナ独自のアクティビティです。子どもたちの本音を聞きながら、社会について考える機会を提供していきます。


第7回のテーマ:ゲーム・YouTubeについて考える

第7回のテーマは前回予告してた通り、ゲーム・YouTubeについて考えてみよう。このテーマについて、どんなことを話しあってみたいかから始めます。

参加者: F=ファシリテーター K=小学3年生男子 W=小学3年生女子  S=小学5年生女子

F:じゃあ、みんなに馴染みがあるゲームとかYoutubeだけど、今日はどんな話をするかから決めて行こうか。

 

S: じゃあ、YouTubeって何のためにあるのかな?

K: それは楽しむためでしょう!(笑)

W: YouTubeじゃないけど、今ちょうどゲームが何で悪いかを私のプロジェクトで調べたよ。

参照リンク

ゲームは何で悪いと言われているのか?

 

S: どんなことがわかったの?

W: えとね、ゲームが悪いって言われてるけど、例えば戦うゲームとかをやってその人が暴力的になったとしても3か月ぐらいでもとに戻っちゃうからそんなに影響ないみたいだよ。

S: ええ!でも3か月って長いじゃん!こわ~い…。

K: 3か月だけなんだ、へー。

F:二人で感想が違うのはおもしろいね。あと補足になるけど、暴力的になるっていっても一部の影響されやすい人だけらしいよ。それはゲームに限らずテレビとか映画でも同じみたいだし、基本的にはそもそも影響でないってハーバード大学の教授が検証結果を出してるみたい。

W: あとゲームをやってるほうが運動神経がよくなるらしいよ。

S: あ、それわかる!サーフィンのゲームをiPadでやってるけど、そのゲームやって何となく波の乗り方がわかって上手になったもん!

K: ゲームすごいじゃん!

S: じゃあゲームとかYouTubeのいいところと悪いところをもうちょっと話そう。

F:じゃあKから順番にまず悪いと思うところ話してみようか。

K: 僕はスマホアプリをよく触るんだけど、楽しくていいんだけどやっぱり一部のゲームに子どもに有害なものがあると思う。

W: 映画とかも同じだけど、それをやったり見た人が自分ができるようになったと思いこんでしまう。本当にそれを練習したりとか試してみるところまでやったらそれはいいと思うけど。

S: YouTubeで英語の動画なんだけど、こんなの見せちゃっていいの?みたいな…ちょっと3年生たちには聞かせずらいけど…っていう動画があって困る。

F:そんなのあるの!?まあそれは見ないように気をつけるしかないね。じゃあ、反対に今度はいい点について意見もらおうか。

S:パソコンを使うゲームとかYouTubeの検索とかでタイピング力が身についたり、ゲームをするためにいろいろ読んだりして国語力が身についたりするから教育面でいいと思う。あと音楽聞いてリラックスできたり。

K:YouTubeとか見てると、算数とか国語のレッスンの動画とかがあるからそれも結構良いよ。

W:自分が行きたいところとか、自分が行かなくても見てるだけでも楽しいからそういうのが嬉しい。

F:ちゃんとみんないいところとか悪いところっていうのを認識できて見てるんだね。それはいいことだから、ちゃんと時間を区切ったりして楽しむようにしていこうね。じゃあ本日はここまで!


感想

子どもたちがついつい夢中になってしまう媒体をテーマとした話し合いをしてみましたが、小学生のうちから問題点やいい点をある程度認識してメディアに触れているというのは学校を含む社会や家庭でも話をしていることが伺えました。

私たちも今回の話し合いのため、事前にリサーチを行いましたが、子どもたちの言う通り上手に活用すればどちらもメリットの大きなものであることがわかりました。ただしそれを打ち消してしまうようなデメリットとして依存・中毒症状のように夢中になりすぎてしまうという問題があるため、上記でも触れているように時間を区切るなど自制心を養う必要があります。

大人の強すぎる規制は、実際に媒体に触れた際、逆にそうした依存症状を強めてしまう傾向があるため、自制心を養う練習をしつつ学習や息抜きに便利なツールとして使っていけるようにする必要性を感じました。

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